ダイエットの大定番。それがランニング。
お腹の出っ張りが少し気になってきたアナタはもう走っていますか?それとも一大決心をして、ランニングを始めようとしている状態?
そんなアナタに今回はちょっとこんな友人の質問を紹介します。
それは「走る時間、時刻」のことです。
先日友人がこんな質問をしてきました。
「僕はずっと朝にランニングしていたんだよ。でもこの前、夜に車で走っていたら、ランニングをしている人が意外に多いことに気付いてね。そもそもランニングをするのって朝がいいのか?夜がいいのか?どっちなんだろう?」
ランニングをしている人もこの質問に共感する人、多いかもしれませんね。
そこで今回は、
- ランニングの時間は朝がいいのか?夜がいいのか?
- 「朝ラン」と「夜ラン」とはどちらがいいのか?
- 違いはどう違うのか?
などを考えてみました。
朝にランニングをすることのメリットと効果
朝のランニング、「朝ラン」の効果、メリットは次のポイントがあげられます。
脂肪燃焼効果が高い
朝は1日のうちでもっとも体温が低い状態です。
朝ランを行うと体温が上がるとともに、基礎代謝力も高まり、日中のちょっとした動きにも脂肪燃焼が高まります。
規則正しい生活がしやすい
朝にランニングをするということは、それだけ前の夜に、気持ち的にもリズム的にも準備をする必要があります。
たとえば夜更かしに気をつけるとか、暴飲暴食を慎むとか。
もちろん朝早く起きてランニングするという行動自体も含めて、朝のランニングが規則正しい一日づくりの中心となります。
空気がきれい
朝は気温が低下して空気中にチリやゴミが浮遊できないので、空気がとても澄んでいる状態となっています。ランニングをするのには絶好の状態といえます。
仕事に集中できる
「仕事が出来る人」は、朝にランニングやスポーツジムに行ってから出社するというのはよく聞く話ですし、これにはある程度根拠があるようです。
実際に朝に適度な運動をした後の仕事のパフォーマンスや集中力はまったく違うらしく、特に午前中はその効果が絶大なようです。
夜にランニングすることのメリットと効果
それでは夜のランニング、「夜ラン」には効果がないのでしょうか?いえ・・・。夜ランは朝ランとはまた違った夜ランの効果・メリットがあります。
疲労回復
1日の終わりにランニングをすると、余計に疲労が溜りそうですが、実際は逆で運動により筋肉が収縮すると血液の循環が良くなり、そのことによって疲労物質が排出されて、疲労回復の効果があがります。
寝つきがよくなる
よく映画で「吹雪の中の遭難した人が眠くなってしまう」というシーンを見たことがあると思います。
「身の凍るほどの極寒の中でどうして眠くなるの?」と思いませんか?実は人というのは、体温が下がると眠くなるようにできています。
夜ランは運動で体温を上げておき、就寝時までに体温を大きく下げるメカニズムを利用することで眠り易くなるというわけです。
ストレス解消
人間がストレスを感じるときは“コチゾール”と呼ばれるストレスホルモンが分泌されるのですが、ランニング等の適度な運動をすることで、このコチゾールが分解されることが判っています。
朝ランと夜ランはどっちが良い?
朝のランニング(朝ラン)と夜のランニング(夜ラン)、それぞれのメリットや効果を見てきました。どちらもそれぞれの違う効果がありますよね?
また、当然ながらどちらもデメリットもあります。
朝ランのデメリットでは、
- 朝起きてすぐランニングすることによる心臓や肺への過剰な負担
- 固まっている筋肉を無理に動かすための筋肉痛や怪我
- 低血糖状態で運動することによるリスク
などがあります。
夜ランのデメリットは、
- 身体の冷えに注意が必要
- 交通事故への危険がつねにつきまとう
- 視野が狭くなり、障害物に気づき難い
などがあります。
どちらを選ぶか?というのは、ランニングの目的によっても違ってきますね。
例えば、
やっぱり「ダイエット」が最大の目的であれば、朝ランの方が効果はあがりそうです。
「ストレス解消」であれば夜ランの方が適していると言えます。
どちらも「継続こそ力なり」
朝ランと夜ランはどちらも一長一短がありますね。
目的別で選ぶというのももちろん正解ですが、一番大事なのは、「続ける」「継続する」ということです。
どれだけ朝ランがいいらしいと言っても、「月に1度朝ランをやる人」と、「週に5日夜ランをやる人」と、どちらがいいか?というとこれはもう言わなくてもわかりますよね?
一番大切なのは、続けられる時間帯はどちらか?ということです。
今からランニングを始めようとされているのなら、是非「朝ラン」と「夜ラン」を試してみて、どちらが続けられそうか?を自分で試すことから始めましょう。
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