街を歩くと、大袈裟ではなくて、必ずランニングをしている人とすれ違います。それぐらいランニングをしている人が増えているように思います。
年代も若い人からベテランランナーまで多種多様・・・に、見えますが、特に最近目にするのが本格的に走りを追求していそうな30代前半ぐらいの男性ランナーです。
この人たちはどこかお洒落にも気を使っているのか、シャツやシューズはもちろんのこと、その他にもキャップ、サングラス、アームバンドや、よく見てみるとGPSの時計、心拍計、携帯ポーチまでバッチリ揃えています。
そして、最近これにプラスされる注目アイテムがアームカバー。冬の女子マラソンレースなどでお馴染みになっているもの。男性でも増えてますね。
あのアームカバーってそもそも“なにもの”なのでしょう?
今回はそんなアームカバーについて、UVカットにも良い優れた効果などをお伝えします。
アームカバーとはどういうもの?
そもそもアームカバーとはどういうものなのでしょうか?
見かけはスパッツの腕版みたいですよね?いわゆる腕の部分だけを締め付けるタイツのようなものです。
ですが、「半袖のシャツにアームカバーをするのなら・・・最初から長袖を着ればいいだけなのじゃないの?」という疑問が湧いてきませんか?
長袖を着るのと、アームカバーを着けるのとはいったいどこがどう違うのでしょう?アームカバーの効果っていったい何があるのでしょう?
アームカバーの効果とは?
体温に合わせた調節機能が
そこでアームカバーの代表的な効果をここでご紹介します。まず最初に先の代表的な疑問・・・。「それなら最初から長袖を~~」ですが、アームカバーの機能・効果は、第一にその体温に合わせた調節機能です
「じっとしていると寒いけれど、走り出したら暑い」というジレンマを経験は、誰でもあると思います。ランニングのスタート時は寒いけれど、走り出すと身体がポカポカしてきて予想以上に暑くなりますから。
でもそれを想定して、最初から薄着でいると風邪を引くリスクや、身体が冷えて筋肉が固まったりします。で、スタート時に寒いからといって厚着や長袖を着ると走っているうちに暑くてたまらなくなります。
アームカバーはそのジレンマを解決します。アームカバーがあればまだ身体が温まっていないスタート時はしっかりカバーして、身体が温まってきたら手首まで下げて肌を露出させたり発汗を促したりして体温調節を助けてくれます。
筋肉の揺れ防止による疲労蓄積の抑制
アームカバーのもう一つの重要な役割・機能が、筋肉の揺れ防止による疲労蓄積の抑制です。
ランニングは必ず腕の振りを伴います。腕もずっと振り続けるとかなりの疲労がここに蓄積されていきます。アームカバーによってはコンプレッションサポーターとして、腕の筋肉の不要な揺れを防ぐことができ、余分なエネルギー消費を抑えてくれます。
また、圧着効果による血行の促進で、より心臓への血液供給がサポートされ、それによる疲労の蓄積も軽減されます。
UVカットにも効果のあるアームカバーの選び方
アームカバーのもう一つの役割が、日焼け防止、UVカットです。
よく車の運転でアームカバーをしている女性を見かけますが、ランニングで浴びる直射日光は車の運転の比ではありません。
「UVカット」の効果をより求めるのであれば、次のポイントに気をつけてアームカバーを選びましょう。
色について
デザイン的には自分の好きな色でバッチリ決めたいのでしょうが、UVカット効果ということになればやはりそのイメージ通り、日差しを通し難い「黒」がおススメです。
素材について
次に素材です。素材は必ず「UVカット」という文言が付いているかどうか?を確認しましょう。
「UVカット仕様」
「UVカット繊維ポリエステル」
とあるものは、UVをカットする素材でできているので、安心です。
こだわるのなら・・
最後にUVカット効果に徹底的にこだわるのなら、デザイン的には「指先」まで覆っているアームカバーがあります。手首から各指にカバーが伸びているタイプですね。
「指先まで徹底して疲労回復!」と思っているランナーならこんなこだわりは「アリ」でしょうね。
ランニングにはアームカバーが必須
※正しいアームカバーの着け方
アームカバーをしているランナーを見ると、その姿は“本格志向”にも見えますし“お洒落”にも見えますが、それよりなにより単純に「カッコイイ」ですよね?(苦笑)
「今日から自分も一流アスリート!」という雰囲気が一気に高まります。
そんな気分をアームカバー1本(2本?)で味わえることが出来るのなら、アームカバーをしない手はありません。
ランニングに必要な優れた機能をもち、ファッションを気にするランナーのお洒落心をくすぐるにも充分なアームカバー。自分の身体をサポートしてくれる隠れた優れものであるアームカバーを、今度のランニングの時には是非試されてはいかがですか?
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